いだいら観音の里には、昔より伝わる一子相伝の話があります。一子相伝とは、代々その家を継ぐ子供に歌の様なものにして伝えるものです。その内容は「朝日輝く処、夕日照る処黄金が眠る」というものです。何故その様な内容が漏れたのかは、定かではありませんが、ロマン溢れる話です。戦国時代この場所は、武田軍と徳川軍が戦った場所でもあり、武田の軍用金かもしれません。年代は定かではありませんが、昔、山火事の時、川に燃え残りの木材を流した折、その川底に黄金が見付かったと言う話を聞きました。武田軍は、薪に軍資金を隠していたとされておりまして、本当かもしれない話です。