いだいら観音の里の「長興寺 涅槃図(ねはんず)の意味」

いだいら観音の里 長興寺では
いだいら観音の里の「長興寺 涅槃図(ねはんず)の意味」


約半月 涅槃図(ねはんず)を掛け、御釈迦様をお祀りしております。
いだいら観音の里の「長興寺 涅槃図(ねはんず)の意味」


涅槃図とは、釈迦が涅槃の境地に入っている状態を表しております。涅槃の境地の入ると安穏は心を得られるために横になって安らかに過ごしている様子を現わしているのです。決して死滅の様子を描いている訳ではありません。「法華経」では、四諦の教えを説いております。
四諦とは、「この世は苦の世界である。貪欲が苦の元である。苦は、取り去ることができる。苦を取り去る道がある。」と4つの教えを説いております。苦を取り去る道が、仏の道なのですが、誰にでも仏への道を修業すれば、涅槃の境地へと至り、必ず苦を取り去ることができるとされております。

釈迦が横になり安穏に休んでいる姿を、死滅したと間違えて、多くの人や、鳥獣達もが、悲しんでいる様子を描いております。
つまり、長興寺 涅槃図が意味するところは、涅槃とは決して死滅を表しているのでは無い、間違えてはいけないよ。と言っております。
いだいら観音の里の「長興寺 涅槃図(ねはんず)の意味」



この涅槃図は享保3年(西暦1717年)に長興寺に井平村の当時の住人、野末甚左衛門、他6名により奉納された物で、画かれたのは更に前の年代の物とされる貴重な物です。



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