いだいら観音の里の「井の中の御水神様」

いだいらとは、江戸時代までは、井平と命名とされておりました。が明治時代になって伊平という漢字に変わりました。何故、変わったのかよく分からないのですが、本来は井の平、井平が正しいのではと考えております。伊平の伊の字の由来は、井伊氏が祀る渭伊神社(いいじんじゃ)の伊であると考えるからです。つまり明治以降、紀元前の中国の渭水(いすい)流域と伊水(いすい)流域に栄えた先祖、周国と燕国から繋がる先祖を持つ一族、海人(あま)の中臣一族の領地であることを表すようになったのだと思います。話をもどします。井平の井は、水に覆われている場所を表します。里には、いたる所から水が湧き出て、水が流れ、清水に満ちているからです。そんな井の中に在る里には、水をお祀りしております御水神様が居られます。ちょうど「よろずの店 山田屋」の前を流れる川の近くに在ります。
いだいら観音の里の「井の中の御水神様」


いだいら観音の里の中ほどに位置して、石堤が在ります川の下は、水溜りでやや深く、青く澄み、すり鉢状になっておりまして、下からこんこんと冷たく清い水が湧出ているのです。幼少の頃、泳いでいると川底から足を引っ張られる様な気がして幼心(おさなごころ)に何か不思議な思いに駆られたものでした。
いだいら観音の里の「井の中の御水神様」


その場所が、「御水神様」として祭られていると知ったのは、40才も過ぎてからのことだと
思います。「やはり神様が居られて神聖な場所を汚していたのかもしれない」とその時思いました。



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