10月6日は、いだいら観音の里で最大の祭りであります林森神社(はやしもりじんじゃ)、秋の祭典「宵祭り」でした。
浜松大学からの16名の学生も加わり、寂しくなってきました祭りに、活気が戻ったようにも思います。2台の屋台を約6キロの道のりを笛の音と伴に太鼓を打ち鳴らし引き廻すのですが、この日ばかりは、沿道からの屋台を観ようとする人もあり、どこからともなく大勢の人が集まりました。おでん、焼き鳥、フランクフルト、握り飯、等 振舞われた物を口にし、アルコールが入れば祭り気分も一気に盛り上がります。そして最後は威勢の良い打ち上げ花火で終わりました。この「宵祭り」は、小さな町のささやかな祭りでしたが里人にとってはとても大切な祭りでした。
9月初めから笛や太鼓の音で、賑やかであった里も、祭りが終わってからは、神様がどこかに行かれたように、急に静かになり、舞い散る桜の葉の如く、何か言いようもない寂しさに襲われます。夜遅くまで煌々と明かり点いていました伊平基幹集落センターも、夜になりますと暗闇の中に沈みます。日々変化の少ない里の時間は、季節の営みの中でゆっくり進みますが、祭りの終わりの時期から正月までは一息で過ぎる様にも、毎年の事ですが思われます