いだいら観音の里の「旅立ちの朝」

いだいら観音の里の「旅立ちの朝」
南の国から、ツバメが、いだいら観音の里にやって来たのは、桜舞い散る春の日のことです。
桜の花びらを散らす春風に乗って訪れました。秋風がそよぐ晩夏となり、ツバメは、列を成し辺りを飛び回り、帰る為の準備を始めているような気が致します。しかしこのツバメは軒先に巣を掛けたのは7月も終わろうとしていた時期です。他のツバメたちは、とっくに巣立ち、帰る準備をしているというのに、今、巣立ちをしようとしております。日中、親鳥が何十回か、巣を訪れては「羽ばたき」を急かします。雛鳥は、「羽ばたき」は、しますが、なかなか、巣立とうとはしません。そんなことが3日位続いたでしょうか、次の朝、雛鳥は巣立って行きました。これから待ち受ける南国へ渡りは、生死を掛けた長くて険しいもので、雛鳥から立派な渡り鳥として旅立つ朝を迎えました。



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