観音の里だより「今よみがえる空(くう)の里 その2」

古代、大王天皇と言う称号を持つ「和国(わこく)」の王でありました聖徳太子、その御子息の山背大兄王(やましろのおおえのおう)が、
観音の里だより「今よみがえる空(くう)の里 その2」


都を移したとされる「いだいら観音の里」は今も仏教の都なのです。
ちなみに「大和国(やまとこく)」とは、古代、仏教で国を治めておりました「和国(わこく)」が周辺地域を従え大きくなった状態を言います。現在、伝えられている「倭国」「倭人」とは、「和国」「和人」の蔑称です。
「いだいら観音の里」長香寺には、六地蔵菩薩様が居られます。六道の中を彷徨する人間の心の危機を六地蔵菩薩様は、助けてくださいます。
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そして長香寺と
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松山観音堂には、
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二人の聖観音菩薩様が、居られます。ついに地獄道にまで落ちた人の心も、懺悔し悔い改めれば、聖観音菩薩様により新たなる心の旅立ちが、用意されます。その悔い改める方法とは、
滝清水 清水寺に居られます千手観音菩薩様が言われていることなのです。「我を捨て人の為に尽くしなさい。」千手観音菩薩様の千手は、人の為に尽くしている様子を表します。
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人の為に尽くせば、「空(くう)」の境地を知ることができます。真に強く清らかなる境地を
「空(くう)」と呼びます。
「いだいら観音の里」松山観音堂に居られます馬頭観音菩薩様は、空(むな)しく生きた後の心の状態を表します。空(むな)しく生きて満ち足りている状態です。
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そして「空(くう)」を得て、人々が供に助け合っている状態が、聖徳太子が、十一面観音菩薩像に込めた願いなのです。
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ちなみに、菩薩(ぼさつ)とは、仏(ほとけ)ではありません。清い心で人の為にと念じ日々努力を重ねている人を言います。
古代、「いだいら観音の里」に山背大兄王(やましろのおおえのおう)が創られた都は、政敵により西暦710年前後に、無くなったと考えます。しかしそのパラダイスの都を惜しむ声は、後を絶たず、現在の姿として残っております。



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